マイスリーの効能について
マイスリーの効能としては不眠症の治療のために使用されます。ただし総合失調症や躁うつ病などが原因で不眠にいたった場合には使用されません。睡眠薬の種類は3〜5時間の長短時間型と5〜7時間の短時間型、7時間〜9時間の中時間型、これら以上の長時間型の4種類に分類されますが、マイスリーは長短時間型で比較的軽めの睡眠導入剤になります。一般的に副作用は軽めのほうが少ないとされています。
脳に作用し睡眠や鎮静作用があります。服用してからすぐに作用するので寝つきの悪い人にぴったりの薬です。寝ている途中で何度も目覚めるとか早く目が覚めてしまうタイプの人は違うものに変えたほうがいいでしょう。また服用してすぐ蒲団にはいらずにトイレに行ったり作業をしたり起きていると記憶がなくなってしまったりする場合があります。これは脳だけ寝ている状態になっているからです。また、ふらつきなどの症状も出る場合があり転倒の危険があるので服用後はすぐ横になり眠るようにしましょう。
マイスリーは、ベンゾジアゼピン系睡眠薬ですがこれらの系統は服用した翌朝まで作用が持ち越してしまい眠気が朝になってもあるという症状が出やすいタイプでした。また筋弛緩作用や依存性も問題になっていました。しかし、これらの問題が軽減された新しいタイプの入眠剤がマイスリーなのです。高齢者が筋弛緩作用によって転倒する事故が多かったのですが、比較的使用しやすくなりました。