ユーロジンの副作用
ユーロジンの副作用は全体の約20パーセントです。重大な副作用としては、使い続けることによって薬をやめることができなくなったり、また急激に服用を中止してしまうと意識混濁とともに幻覚や錯覚に陥ったり痙攣などの症状を引き起こす可能性があります。中断する場合は医師の指示を受け、徐々に減らさなければいけません。呼吸が浅くなったり、呼吸機能が著しく低下している場合には炭酸ガスナルコーシスを起こすことがあります。また精神障害がもともとある場合に服用すると刺激や興奮、錯乱状態になる場合があります。無顆粒球症という白血球の顆粒球が500/uまで減少する病気にかかる場合があり、初期症状の高熱や倦怠感、悪寒などが現れたら要注意です。
一番多い副作用として眠気やふらつきがあります。また覚醒するのが遅い傾向もあります。ユーロジンは中間型の持続性の薬なので朝まで作用が残ってしまったまま目覚める人が割と多くいます。起きるのがしんどかったり、頭がボーっとするなどです。ですから毎日定時に出勤して仕事をしなければいけない社会人などはには向いていないでしょう。
その他にも肝臓のGOTやGPTの数値の上昇や腎臓のBUNの上昇、貧血、血圧低下や動悸、発疹やかゆみ、倦怠感などの症状など様々な副作用を発症することがあります。また、服用する人が高齢者の場合はこれらの副作用が強くでる傾向にあるので、服用は少量からはじめるなど、特に慎重さが必要になります。