ドリエルの効能
ドリエルの効能は一時的な不眠の症状の緩和です。さまざまな原因が関与して数日間寝つきが悪くなったり、眠りが浅い場合に服用します。毎日眠れないのが続くとかずっと夜中に目が覚めるなどという慢性の不眠症の人には治療の効果は期待できません。ストレスのために眠れないとか、疲れているのになぜか寝付けない、心配事で夜中に覚醒するとか、生活が不規則で睡眠のリズムがくるってしまったなどの一時的な不眠に効果を発揮します。
医師の処方せんなしで薬局や薬店で購入することができる一般医薬品であるOTC薬のなかで、不眠に関する効能を取得したのはドリエルが初めてです。成分の抗ヒスタミン剤塩酸ジフェンヒドラミンがヒスタミンの作用を抑制することで、睡眠鎮静作用をあらわすことで、睡眠に導きます。もともと効き目成分である塩酸ジフェンヒドラミンはくしゃみや鼻水などのアレルギー症状や皮膚のかゆみを鎮めたりする働きで使用されています。アレルギーやかゆみを抑える薬とては非常に眠くなるという副作用がありました。この眠気を逆に利用して作られたのがドリエルなのです。
一時的であるとはいえ、夜間の睡眠が十分に確保できないと日常生活にも支障をきたします。上質の睡眠を得ることにより毎日の生活がより豊かなものになるのです。もちろん睡眠するのに快適な環境、たとえば適度な室温や静かで明るすぎない環境、また適度な運動や入浴などによるリラックスなどある程度整える必要はあります。そのうえで一時的に眠れなくてつらいときにはドリエルはとても役にたつでしょう。